(一社)全国警備業協会 創立50周年式典において表彰
名古屋支店 上原 経寛 職員

於 令和4年11月7日 京王プラザホテル


     株式会社 大日警(本社:東京都品川区、代表取締役社長:今野 清)は、(一社)全国警備業協会 創立50周年式典において、名古屋支店 上原 経寛職員が「人命救助、初期消火、容疑者の確保等の顕著な功労があった模範となる警備員に対する表彰」を授与したことをお知らせいたします。

愛知県 株式会社大日警 上原 経寛

 上原様は、 令和4年2月9日10時ごろ、 機械警備業務従事中、 名古屋港金城埠頭にて、 機械警備業務車両内で一時的な待機中に、 後方から 「ギー」 というアクセル限界まで踏んだ様なタイヤ音を聞きました。 そのためタイヤ音が聞こえた方へ振り向くと、約3メートル下の海にワゴン車が落下する光景を目撃しました。

 上原様は、 急いで落下場所へ駆け寄り、 警察と消防へ通報後に、 落下した自動車から脱出した運転手である 70歳代男性めがけて、 埠頭での警備業務である事を考慮して車載している浮き輪を投げ込みました。 ところが70歳代男性は、 浮き輪に捕まる事も、輪に身体を通す事もできない状態でした。 そのため上原様は、 「大丈夫か。」 と声を掛けましたが、落下を目撃してから約3分経過した頃には、助かろうと必死にあえ70歳男性の動きは徐々に鈍くなり、 水面に浮かぶだけの時間が長くなってきましした。

 上原様はこのままではいけないと判断し、 落下を目撃してから約4分経過した頃に覚悟を決めて、自身も二次災害に遭う恐怖を抱えながらも真冬の海辺で制服を脱いで、近くの階段から水深約4メートルで、 水温約7度の海中に入り、 約5メートル先に浮かんでいる男性に近づき、 男性の首を自身の右腕で抱え込み、 階段まで泳いで戻ったところ、 通報から約6分後に警察官と消防隊が到着したため、70歳男性を引き渡しました。

 この人命救助の功労により、 令和4年3月7日に名古屋市港消防署長から感謝状が授与されたものです。

式典次第より抜粋